漫画｢ハイパーダッシュ！四駆郎4巻｣

画像バレ・ネタバレせずに感想を述べたいです。

☆｢3年振りの最新刊｣
2020年8月に3巻
2020年9月に4巻
と3年ぶりのハイパーダッシュ四駆郎の単行本が発売されました。
なにかと比較されやすいレッツ&ゴーRRが動いているので、これでハイパーダッシュ四駆郎も動いた感じがします。

☆｢4巻はNo.4が活躍｣
単行本の巻数とダッシュ軍団のNo.がリンクしているので、4巻はNo.4となるパンクローとキャノンDボールが表紙で活躍します。

☆｢4巻で気づいた遊び心｣

単行本の巻数のフォント(デザイン)は、全部バラバラです。
バラバラなのは、リンクしているダッシュ軍団の数字と同じフォント(デザイン)です。4巻ならキャノンDボールの番号と同じです。
これは遊び心なんでしょうね。
気づいている人には2巻で気づくのでしょうが、私は4巻で気づきました。
じつは
逆説的ですが、
単行本の巻数のデザインが違う→マシンのカーナンバーのデザインと同じ→ダッシュ軍団のカーナンバーは統一されていなくてマシンによって違う。
という事を知りました。

☆｢パンクローが話を進めているストーリーテラーな役割｣
ハイパーダッシュ四駆郎の物語で話を回しているストーリーテラーは、実はパンクローです。
特に進駆郞がポンコツキャラになっているので、話を進めるパンクローがハイパーダッシュ四駆郎の中では重要な存在になっていて存在感があります。
それでいて
・奇抜の風体のキワモノ感
・二重人格
・女好き
・メカニック担当の技巧派
・知的に冷静かつ客観的に分析
・そしてストーリーテラー
と
相反する要素が盛り込まれていてパンクローはキャラクターとして｢とっ散らかっています｣
もう少し役割を進駆郞や輪子に割り振って良かった気はします。
そして！
現在四駆郞の存在感は全くないです。

☆｢すごくストンとくるネタバレがされて、今までの霧が晴れる｣
ハイパーダッシュ四駆郎の
・わけがわからない部分
・謎
・メンドクサイ部分
・伏線
などが解決するネタバレが、あります。
それも大々的な演出でバレるのではなく｢しれっと簡単に｣明らかになります。
このネタバレで、今まで｢？｣でも流して読んでいた部分が｢そうなんだ！｣と解決されます。
今まで霧がかかっていた部分が晴れ見通しが良くなります。
核心に触れたとか結末が見えたと重要な巻とかではないのですが、4巻で大分ハイパーダッシュ四駆郎が読みやすくなります。

☆｢パンクローが好きになる。｣
パンクローがキャノンデッドボールに搭載させた｢ギミック｣が、私達実在するミニ四レーサーが誰もが夢みた｢ギミック｣です。
なので！
｢パンクローが俺たちのロマンを実現してくれたぜ！｣と共感を感じてすごくパンクローが好きになります。

☆｢巻末付録はダークドミニオンの設定イラスト｣
巻末付録には表紙になったマシン。4巻だとキャノンDボールのマシン解説や設定イラストが掲載されます。
4巻はそれだけではなく
ダークドミニオン側の5台+2台(ナイトシークプライムとナイトシークG)の設定イラストと解説が掲載されています。
これでダークドミニオン側のマシンの情報も整理されます。

個人的に
ダークドミニオン側のミニ四駆｢ナイトシーク｣の製品化は無いと思っていたのですが、これだけしっかり整理されると、商品化の可能性がある気がしてきました。
でも｢5台｣は発売されず、コンパチで再現もされず、ベース車両の｢ナイトシークプライム｣が製品化されるぐらいなのかな。

☆｢とりあえず5巻は出してね！｣
なんとなく｢俺たちは走り続けていく！1部完｣的な、突然な終わり方がしそうな気配は感じます。
でも！
とりあえずDDDの見せ場とDDD表紙の5巻はきちんと発売して欲しいです。

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