☆「DIY界に激震。掃除機を使って型を作るマシーンが登場」
すごい煽りですが、実際は「バキュームフォーマー」です。
既にお馴染みになっている技術です。それがクラウドファンディングで資金を集めて「FORMBOX」という名で製品化したと言う話です。
http://www.roomie.jp/sp/2016/05/336341/
このニュースに対して
「そんなの昔からあるよ(笑) フォーマーも既に製品であるよ」と反応するモデラーの人がほとんどで、この記事に対して少しあきれてみているモデラーさんが多いと思います。
ですが反面!
「実際フォーマーを自作した経験のある人程、ちょっと心揺るのも確かなんです。」
☆「自作すると既製品がほしくなる」
バキュームフォーマーは自作できます。ネットで検索すると100均から入手した材料で作る製作方法があります。
自作フォーマーでも「それなりのフォーム(形成)したものができます」
このそれなりというのが厄介で、
「それなりの完成度をもっと高めたい→自作ではダメだ。既製品のフォーマーならもっと完成度が高められるはず!」と考えが発展します。
また完成度とは別に
ちょっと大きいフォーマーが欲しくなるのですが、大きくなると自作だと強度が出せません。
受ける方(押し付けられる方)の強度もですが、均一にシートをはる方の強度が欲しくなります。
精度と強度をもとめると自作の限界を感じて既製品をほしくなります。
しかし
「既製品は以前はうっていた」のですが、現在だと既製品の扱いがありませんし、売っていてもそこそこ高いのです。
今回の「FORMBOX」も 自作した人ほど欲しくなっているから商品も気になります。
肝心のFORMBOXの値段はどうか?安いかというと、3万5千円ぐらい。けっこう高い。
この値段は厳しいですね。個人的には5000円だったらちょっとほしかったです。
☆「シートが温められのは魅力」
高いけどちょっと「これいいぞ!」と評価したい点はシートを温め方です。
押し付ける作業より、シートを温める作業の方が難易度が高いです。
それも解決してそうなんで、高いけど魅力は感じます。
☆「ミニ四レーサーとバキュームフォーマー」
ここはミニ四駆blogですから、ミニ四駆とバキュームフォームについて触れてみたいです。
実は・・・・・・・ちょっと問題になっている話でもあります。
☆「問題になっている点」
ちょっと問題になっているのは、
「たぶん バキュームフォーマーで作られたであろう偽ポリカボディ(たぶん塩ビ製品)が流通している」という話。
私は実物をみたことはありませんが、ネットで「これ怪しいな~」と言うのを見たことがあります。
☆「出来そうなのがちょっと問題」
以前「聖龍のポリカボディ(塩ビ製)」の製作動画をみたことがあります。
バキュームフォームで問題の
・型が必要
・向いている形がある
・製作したものはどうしてもエッジがゆるくなる
という問題点はミニ四駆ボディの場合、ボディを選べばそこまで問題にならないと思われます。
☆「やっている人はいると思う」
コンデレとかで、1部のパーツをバキュームフォーマーで透明パーツにして組み込んでいる人はいます。
これは、そこまで責める要件ではないと思います。
私自身も
実在の自動車がカーボン製のボンネット、ドア ルーフにして軽量化するように
「重いと言われている実車系ボディの一部分を、バキュームフォーマーでつくった軽いパーツに変更して軽量化できるかも?」とか考えたりもします。
コンデレは別として、レースにおいて一部分をフォーマーでつくったパーツで切り替えた
物が、ルールの範疇でどこまで許されるかはわかりませんが、出来ない話ではないと思います。
しかし!
ポリカボディになっていないボディをバキュームフォームでつくってみたり、それを販売するのはちょっとよろしくないと思います。
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