☆「プレペイントクリーナー(ポリカボネート用)と私」
私は必要性を感じていなかったので今まで購入していなかったアイテムです。
一方 ポリカボディ塗装に苦手意識を感じている人から「このアイテム使うとポリカボディの塗装が楽になるですよね。どうなんですか?」とコメントを頂くアイテムだったりします。
(以下ペイントクリーナーと略)
☆「重要な前提~プラボディの塗装剥がしとは違う感覚~」
プレペイントクリーナーでのポリカボディの塗装剥がしで前もって知って欲しい「重要な前提」です。
プラボディとポリカボディの性質が違うので、塗料の付着方が違います。
なので塗装剥がしも変わってきます。
ポリカボディだとつるつるした表面なので「塗装面を拭いやすい(ぬぐいやすい)」ので、拭き取れやすいです。一方裏側から塗装しているので、裏側特有の奥まっている部分も多く塗装剥がしがしにくい部分もあります。
そして後述しますが、ポリカボディは塗装剥がしをした後に「上塗りして無かった事にできない」と言う性質もあります。
☆「ドボンではなく、拭き取りで塗装剥がしをします」
量が少ないので不安かつ不満に感じるでしょう。
プレペイントクリーナーにドボンして塗装剥がしをするものではないです。
「プレペイントクリーナーで柔らかくなった塗装面を拭き取る」という感じで塗装を剥がしをします。
☆「使用用途」
プレペイントクリーナーの使用用途
①塗装前のポリカボディの油分落とし
②全面の塗装剥がし
③はみ出した部分の拭き取り
の3つです。
多分ミニ四レーサー的には「②全面の塗装剥がし」で期待しているアイテムでしょう。
☆「①塗装前のポリカボディの油分落とし」
塗装前に拭くと、水洗い&乾燥と同じぐらいに塗装が乗りますし、乗らない所はやはり乗りません。
なので劇的に塗装乗りが良くなったのかは実感できません。
水洗いと「劇的」に違うのは、プレペイントクリーナーは乾きも早いので拭いた後にすぐ塗装の作業に移行できます(重要ポイントです)
ポリカボディ塗装前の時間を取られる水洗い&乾燥をしなくて良いので時間短縮できるのはメリットです。特に時間がかかる事で洗いを省力していた人には持ってこいの便利アイテムです。
☆「②全面の塗装剥がし」
気になる全面の塗装剥がしの方法ですが
工程(1)濡らしたペーパーを塗装面にあてて暫く時間を置く。(乾かないようにペーパーの上にラップを巻いて蓋をする)
工程(2)塗装面が柔らかくなったら拭き取る(柔らかくなるまで時間がかかります)
工程(3)残った部分や細かい部分を濡らした筆や綿棒で拭き取り満足するまで繰り返します
以上です。
☆「全面の塗装剥がしの注意点」
注意点があります。
①匂いが独特。
揮発性があるのですぐに家中に匂いが回ります。独特で鼻につきます。換気は必要です
②白く濁ります。
元の透明のようにはならず白く濁ります。強めに残った所は、塗り直した時影響がでます。
③ステッカーがダメになります
表面に貼ってあって裏面の塗装がしに使っていても、何かのキッカケでステッカーにつき「長時間放置」するとステッカーが柔らかくなり、触っただけでボロボロになるようです。
私はこのボロボロになったのは経験していないのですがボロボロになったシーンを見て「ゾッと」しました。
なので前もってステッカーを剥がすか諦めたほうが良いです。
☆「③はみ出した部分の拭き取り(メイン)」
プレペイントクリーナーの使用用途としてはメインだと私は考えています。
ポリカボディの塗装は「失敗箇所を上塗りで修正できません」
ポリカ塗装は色を重ねていくので、重ねたあとに失敗に気づいても修正しづらいのです。
ですが!
プレペイントクリーナーを使うと、失敗した部分を直ぐに修正できます。
はみ出した部分なので面積が小さいです。それを綿棒にプレペイントクリーナーをつけて拭き取るだけです。
プレペイントクリーナーの量が少ないのも、この方法を推奨しているからではないでしょうか。
上塗り修正できないからこそ、この方法でポリカ塗装の修正できるのは便利です。
☆「個人的に全面の塗装剥がしはオススメしません」
全面の塗装剥がしは全然できますので、禁止とかではないです。これは誤解しないでください。
ですが!
裏側の塗装なので奥まった部分が多く
そこに「どうしても残ります」
プラボディなら残った部分を上塗りして無かった事にできるのですが、ポリカ塗装は上塗りできないので、残った部分がずっと残ります。
とことん塗装剥がしをすれば、綺麗にはなりますが、かなり手間がかかります。
その事を考えると、新しいポリカボディを買える状況なら、新しいポリカボディを買う方が綺麗で安上がりなので、私はあまり全面塗装剥がしは薦めません。
ただポリカボディは貴重なので新しいボディを手に入れにくいから、全面の塗装剥がしをして再利用するのもわかりますけどね(苦笑)
☆「まとめると」
塗装前の油分落としと部分修正ができる事で、ポリカ塗装は楽になります。
270円ぐらいで購入できて、そこまで高くもないです。
だから持っているとポリカ塗装は楽に、そして綺麗に仕上がりますので、1本手元にあると非常に良いです。
☆「追伸 表面で塗り直す方法の是非」
裏面で塗装のやり直しで、新たに表から塗装しなおす方法もあります。
全然ありだと思います。
ただポリカボディの表面を塗装する是非に関して、私自身明確な答えを持っていないので、今回はその話題に関してはスルーさせてください。
塗料・塗装の過去の記事は此方からとべます。
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コメント
シャコタンドラゴンはこれで塗装治したんですね。
ところで塗装の全部剥がしは難しいと書いていますが、
シャコタンドラゴンの実体験ですか?
便利そうですが売ってないですねぇ…(´・ω・`)
シャイニングスコーピオンさんコメントありがとうございます。
シャコタンにした炎竜はこれで塗装剥がしをしました。
あと別に2台、全塗装剥がしをしています。
☆「塗装剥がしは難しいとは言ってはいません。」
「難しい」と言う言葉を使わないように、かなり気をつかいました。なので「全塗装剥がしは難しくはないです」
奥まって部分を完全に落とすのが「大変で手間」がかかります。
通販で扱いはあると思いますよ。